2015.10.31

「映画 Go!プリンセスプリキュア Go!Go!!豪華3本立て!!!」の初日舞台挨拶に行ってきたので日記。

 

今回はシリーズ初の試みとして短編「キュアフローラといたずらかがみ」、長編「パンプキン王国のたからもの」、中編「プリキュアとレフィのワンダーナイト」の3本が一挙上映。

短編はサイレント映画(効果音・BGMはある)になっていて、まさに短編らしい短編といった内容。ふんだんに使った3DCG技術と、劇伴で展開を楽しませる趣向でちょうどディズニーの「Paperman」を思い出した。

長編は少し短いいつものプリキュア映画かな。今年のオールスターズ映画の「春のカーニバル」はまあ…今思えば正直アレな出来だったのでちょっと期待薄いかなあ…なんて思っていたけど、今作はまるでハリウッドのアクション大作のような、とてもわかりやすいシナリオで面白かった。作画もぐんぐん動くカメラワークとアクションが見られて満足。あとゲストキャラクターの花澤香菜さんの曲がイイ曲だった。

最後の中編は、長編に少しリンクしたところから始まる3DCG映画。今までEDで見ていた3DCGのプリキュアが、夜に閉ざされた街を縦横無尽に駆けまわるさまが視覚的にワクワクさせてくれたのが小気味いい。ただエンディングが本当に毎週見てるEDと大して変わりなく、例年通りだとフル尺のエンディング曲で踊るCGのプリキュアというのも大きな見所の一つだったのでこれはすごく残念…

個人的にはこれも面白いんだけど、やっぱりちゃんと長編映画として見たかったなあと思った。

 

上映が終わったあとはキャストが登壇しての舞台挨拶。嶋村侑さん、浅野真澄さん、山村響さん、沢城みゆきさんのキャスト4人がプリキュアショーでお馴染みの気ぐるみプリキュアに文字通りエスコートされて登場。嶋村さんと山村さんはそれぞれピンク、黄色のパニエのドレスで、浅野さんと沢城さんは青、赤のナイトドレスを着ていて、エスコートされている姿がまさに「プリンセス」だった。特に沢城さんはご本人のイメージ通りに、しぐさに気品があってすごくカッコいい。

内容は映画に限らず、アフレコのエピソードが中心。

プリキュアは全員で同じセリフを録るところが多くて、全然合わなくて困っていたところに、浅野さんが他作品で『フュージョン』的なこと(要するにゴテンクス)をなさっている事務所の大先輩の野沢雅子さんに相談したら「一人は画面を見て、ほかの人は画面を見ている人の口元を見ながら録るといい」という答えが返ってきて、それからは合わせられるようになった・という話はタメになった。

あとは基本的に噛んだり間違えても一応最後まで録るのだけど、1回嶋村さんが前まで使っていた必殺技を言ってしまったところに、次のセリフの浅野さんが嶋村さんをどつきながら普通に録っていて、それを見ている山村さんと沢城さんは笑いを堪えながら録らなきゃいけないから大変・という話や、嶋村さんと山村さん、パフ役の東山奈央さん、アロマ役の古城門志帆さんが本編同様にキャッキャしているのを、浅野さんがニコニコしながら眺めてる・という話が面白かった。

締めは期待通りに皆、「これからも応援してください!」といった感じだったのだけど、山村さんが上手く言葉が出てこなくて少し話がぐだぐだになっていたのが、逆に「好きすぎて上手く言えない」という印象でとても好感が持てた。

 

また11月7日にも大ヒット御礼舞台挨拶をやるそうなので、興味のある方は是非。

 

以上。