2015.01.07
2014年の秋期アニメのうち見ていたものの5段階評価と感想。
・バディ・コンプレックス 完結編 -あの空に還る未来で- - ★★★☆☆
春に放送してたアニメの完結前後編。ロボットモノというよりは近未来SFに近いアニメで見ていてなかなかに面白かった。所謂ループモノだったわけだけど、根幹を見れば整合性もキチンとしていて1クール+2話という時間内でキッチリ完結してて気持ちがいい。
・神撃のバハムート GENESIS - ★★★★★
骨太で肉厚。少年の冒険心をくすぐるような、という形容詞がピッタリの王道ファンタジー。キャラデザイン・演出・劇伴が中世モデルのファンタジーの重厚さを醸し出していて良かった。11話がすこし駆け足気味だったかなと思ったが、最終話が気持ちのいい展開と落とし方で、まさしくエンターテインメント。ソーシャルゲーム原作だからって敬遠していた人にこそ見て欲しい。特に1話・2話の作画は必見。
・魔弾の王と戦姫 - ★★★★☆
MF文庫枠…といえば春は竜騎士、夏は剣舞だったので正直期待していなかったのだけど、予想外にめちゃくちゃ面白かった。もちろんMF原作らしく女の子はかわいくお色気たっぷりなのだけど、話もしっかり作りこまれた戦記モノ。ただ少し戦争描写のテンポが悪かったのだけが残念だった。
・異能バトルは日常系のなかで - ★★★☆☆
TRiGGER制作。キルラキルの次がラノベ原作…とはいえ、ラノベ原作なりにかわいい女の子たちに囲まれる主人公がよく描かれていたと思う。確かに文芸部の話だけで展開していく方が良かったと思うし、異能サイドの話は特に必要なかったとはいえ、異能サイドがバネになって一層文芸部サイドの話を楽しめたと思う。鳩子が爆発するときの早見沙織さんの演技が素晴らしかったです。
・トリニティセブン - ★★★☆☆
主題歌・劇伴がとにかくカッコいい!…のは、ウィッチクラフトワークスで証明されたとおりなのでもちろんなのだけど、ストーリーもわかりやすい魔法モノ(の皮を被ったラブコメ)で楽しめた。この手の作品にありがちなラッキースケベも主張せず邪魔をせずで良いクッションになっていたと思う。余談だけど、キャラデザインはあまり好みではなかったのだけど某所で行われたイベントのアートワークが最高でした。
・大図書館の羊飼い - ★★★☆☆
セカイ系の設定ながらも舞台が箱庭なのでそこまで難解にもならず、目標がハッキリとしたストーリーでなかなかに面白かった。エロゲー原作はざっくり言えば、主人公・主人公の親友・ヒロインたちという役者があって、結構「親友」キャラの灰汁が強すぎて邪魔…という印象のものが多いのだけど、これに関してはくど過ぎず影も薄くないという感じでそこも好感が持てる。狂言回しながらもヒロインの小太刀凪の「立場上主人公に近づきたいけど踏み込めない」ジレンマからくる行動がかわいかったです。
・棺姫のチャイカ AVENGING BATTLE - ★★★★☆
1期も面白かったので期待大なアニメだったのだけど、まさしく期待通りだった。レンジャーのような白兵専門の主人公(と妹)ということで必然的に近接戦闘が多く見られるわけで、骨太な作画シーンが多くそういった意味でも楽しめた。ヴィヴィがチャイカになったくだりが少し物足りなかったけども、大筋はしっかりとしたストーリーでとても面白かったです。
・デンキ街の本屋さん - ★★☆☆☆
「かわいいだけのアニメ」と高をくくっていたら、どっこい「かわいいのに鼻につくアニメ」だった。あそこまでの恋愛要素がなければよかったのに。人間ドラマになりきれない、げんしけんの下位互換。
・PSYCHO-PASS 2 - ★★☆☆☆
1期は面白かったのにね…とにかく霜月が、俗物・マニュアル人間・役立たずという感じで本当にただただ朱の引き立て役で残念だった。設定にしても、シビュラというのは観察者でありながら思想が流動する悪役、という位置づけなんだろうけどそれが悪い方向に偏ってしまっていて…本当に今回のシビュラは小物すぎて、せっかくのパノプティコンがてめえの利益だけで動いていちゃあなあという感じだった。演出にしてもとにかく残酷なシーンで盛ろうとしているのが明け透けでなんだかなあという感じだった。
・俺、ツインテールになります。 - ★★★☆☆
くだらない!に尽きるアニメ。あまり語ることもないし、何がいいかと問われてもちょっと返答に困るんだけど私は好きです。OPEDがすごくいい。あとイエローの変身バンクでおしりがプリンっ!ってなるところがgood。
・甘城ブリリアントパーク - ★★★★★
まさに 「俺たちの!京アニが!帰ってきたぞ!」というアニメ。近年の京都アニメーションの集大成ともいえる作品で、それこそ、氷菓からFree! -Eternal Summer-までのすべてが生きているアニメだと思った。「遊園地で、キャストが、集客のために頑張る」という限定されたシチュエーションを余すところなく使い切っていて、それでいてキャラクターにもメリハリが利いていてとにかく飽きることのない素晴らしい作品だったと思います。
・結城友奈は勇者である - ★☆☆☆☆
こういう鬱展開てんこもりのアニメを持ち上げるのはバカとしか言いようがないし、実際まどマギ以降、不条理にあえぐ作品というのは漫画・アニメに多くて(昨年実写映画化された「神さまの言うとおり」とか)本当に辟易していたので、このアニメにはそういった作品を否定する展開を期待していたのだけど…。しかしまあ、世界観はよくわからない・ストーリーは面白くない・ただひたすら女の子がむごい目に遭う、というアメリカンジャンクフードみたいなアニメだった。これを見るなら、例え2周目でストーリーがわかっていたとしても、魔法少女まどか☆マギカを見たほうがずっと有意義だし、リアルタイム以外でこれを見るのは時間の無駄としか言いようがない。今後は、みなとそふとのことは「ニトロプラスになりたいレーベル」、タカヒロのことは「虚淵玄になりたいくん」と呼ぼうと思う。
・ソード・アート・オンラインII - ★★★★☆
フェアリィ・ダンス編に言いたいことはたくさんあるけども、やっぱりアインクラッド編はめちゃくちゃ面白かったので期待値高め。しかしまあファントム・バレット編もデスゲームがメインで、同じデスゲームならアインクラッド編には及ばず…といった具合だった。キャリバー編も凡百なエンターテインメントで一種のインターバルといった感じ。しかしマザーズ・ロザリオ編は面白かった。VRシステムありきのSAOならではの生命倫理の話で、創作の妙があってとても楽しめた。3期も是非やってほしい。
・selector spread WIXOSS - ★★☆☆☆
2期、というか完結クール。ウィクロスとルリグに注視していた1期とは変わって、2期は登場人物のドラマを重視していたが、そこはもちろん岡田磨里。女のドロつきがくどくて見ていて辛かったし、感情移入がしづらかった。最終回は清涼感も手伝って良かったと思う。でもやっぱり販促アニメとしては大失敗かな…結局カードゲームそのもののルールはわからないし…
・Fate/stay night -UNLIMITED BLADE WORKS- - ★★★★☆
Fate自体はFate/Zeroの放送直前にstay nightの『Fate(セイバールート)』しかやっていなくて、Unlimited Blade Worksに関しては本当にかいつまんでしかないけども、それでもufotableの力業で引き込まれるアニメだったと感じる。もちろん未プレイの人は「聖杯?令呪?サーヴァント?」だと思うので、そういう意味で信者向けなのかな。もっとも、1ルートしかクリアしていない私が言うのもなんだけど、Fate/stay nightは本当に面白いのでオススメです。あとやっぱり凛がかわいい。たまらない。これもufotableの力業。
・失われた未来を求めて - ★★☆☆☆
エロゲー原作のSFモノ。話はありきたりなループモノで、それ自体に文句はないし、佳織だけにフォーカスするなら結末も納得だったんだけど、とにかくゆいのことを完全に放り出した結末というのが不完全燃焼だった。調べてみたら原作のトゥルーエンドで大団円らしいのでおそらくは「原作買ってね」ということなのかとは思うが、それならそれで、ゆいのことをあそこまで描く必要はなかったのでは…?と感じた。途中も少し間延びしていたし、だとすればトゥルーエンドのルートで描ききって欲しかったなあ。
・グリザイアの果実 - ★★★★☆
昨今では珍しく今期はエロゲー原作が3本もあり、私自身エロゲーに積極的なタイプではないので…と思っていたけれど、これに関しては本当に面白かった。先述の「羊飼い」や「われめて」とは違って、こちらはヒロイン一人一人のシナリオを順番に1つずつ割いていく構成で、そういった作品の場合はどうしても個々のエピソードが薄味になってしまいがちなのだが、グリザイアに関してはまったくそんなことなく毎話釘付けで見ることの出来たアニメだった。もちろん原作ファンからしたら多少の物足りなさもあったと思うし、そういう意味で久々に「原作をやってみたい」と思った。続編の「迷宮」と「楽園」も楽しみです。
・ガールフレンド(仮) - ★★★☆☆
特に言うことはないです。何も考えずに見ていられる、ただ女の子がかわいいだけのアニメだった。癒し。
2015年の冬はとにかくジョジョに期待しています。
以上。
2014.11.14
NARUTO -ナルト- 最終回の話。
今週号のジャンプで15年間の連載が終了したので、とりあえず感想。
最終回までの残り4話は、引っ込みつかなくなったサスケが自己満足的に最後にナルトと大喧嘩…といったラストではあったが、それこそ第1部のナルトvsサスケのセルフオマージュで出来ていたと思う。それこそ度々の回想に出てきた、アカデミー時代にお互いの境遇に共感を持っていたことや、第七班で任務をこなすにつれてサスケ(エリート)がナルト(おちこぼれ)をライバル視していったことを読者が思い起こすような構成でとても良かった。698話のお互い片腕を失ったけども流血が交差しているラストカットや、それに続いて699話の冒頭で二人が倒れこんだ場所にちょうど、柱間とマダラの石像の指が忍の印を結んでいるところは特に。最後にサスケがサクラの額を小突いて「またな」と言うシーンも、イタチの遺志を受け継いだ、つまり木の葉の意志を受け継いだという意味合いを感じた。
そして最終700話。エピローグ。実を言うと私は「ナルトは火影になれなかったけども忍界の英雄になった」というオチを期待していたのだけども、なんともすんなり火影になってしまったなあという印象。7代目はサクラがいいなとも思ってた。しかし少年漫画だしこれは少しひねた願望だったのかも。ナルトがヒナタとくっついたのは正直意外だった。サスケとサクラがくっついたのはもっと意外。ここのあたりは劇場版THE LASTで描かれるのだろうなあ。劇場版がとても楽しみになってきた。
あと余談だけど、この号のONE PIECEの扉絵が尾田先生と岸本先生の友情を感じさせてgood…と思っていたらNARUTOにも麦わら海賊団のマークが描かれていてさらにgoodでした。
作品全体としては、とにもかくにもTHE少年漫画。忍者漫画というのはそれこそ白土三平の「カムイ伝」や横山光輝の「仮面の忍者赤影」があるけども、平成においては忍者というジャンルにスポットを当てた漫画は少なく、特に能力バトルのフォーマットを忍術に当てたのは灯台下暗しに近い発想だったと思う。それに加えて、岸本先生自身が建築学を学んでいたことや、大友克洋漫画の大ファンであることが影響にあるスチームパンクな建築物も、現代少年漫画とネタこそ古風な忍者という世界観に絶妙にマッチしていた。第2部で少しご都合主義的(端的に言えば、死んだ人間があっさり生き返ってしまう)なところが目立ったけども、なんだかんだで良い漫画だったと思う。あとアニメに恵まれていたなあ。動く回は本当によく動く…アニメが動きすぎた(主に松本憲生原画の回)ために岸本先生が画力アップに力を尽くした話は有名。デッサンに注視しすぎてサスケ奪還編は漫画に動きが少なくなってしまっているのはご愛嬌…
個人的には第1部の中忍試験編が一番面白い。特にナルトvs我愛羅の尾獣戦闘はダイナミックで手に汗握るので、ここは本当にオススメです。
以上。
2014.10.29
今週のジャンプ感想。
・火ノ丸相撲
表紙&巻頭カラー。最近では珍しい。ここまで来て思ったけど、この漫画は題材に、国技とはいえ、マイナースポーツ(こう言うと失礼だが)を扱っている割には説明がほとんどないのに、読んでいて「相撲って面白いな」と思わせるところがすごい。もっとも単純に「相手の足裏意外に泥をつけるか土俵から出せば勝ち」というシンプルな勝敗判定があるので、そんなに説明は要らないのかもしれないけど。久世と狩谷の話がチラッと見えたのでここも掘り下げてほしいところ。次は国体王者の国崎vs久世なわけだけど、ここで国崎に噛ませ犬のレッテルがついてしまうのは避けてほしいな…
「ロシナンテの災難」ってことなのかしら。ONE PIECEは一見ええーってなるようなマヌケなエピソードが伏線になっていても「まあONE PIECEだからいいか…」と思えてしまう。ところでロシナンテの顔ってよく見ると芸人のゴー☆ジャスに似てる…アニメではゴー☆ジャス本人に演じてほしいなあとちょっと思ったり。
・NARUTO -ナルト-
残り3週。一転、ナルト、サスケの双方のチャクラが尽きたために素手での殴りあい。ここでアカデミー時代の回想とともに両者が拳を打ちつける様はとてもいい。しかし九喇嘛の「正直ワシの~」はさすがご都合というか…最後までこの調子なのかと思ったり…不発ではあったけど、うずまきナルト連弾はグッと来た。
まさかの三つ巴。クライマックスのまま続くのは今後(おそらく来週の発表)に向けた展開かとは思うが、それでも面白い。先週の知略(カードゲーム)の対比か、今回は野生(動物)を表現していて予想ドンピシャリで気持ちよかった。ソーマはどう対抗するのだろうか…黒木場も葉山も強すぎるでしょう…
・磯部磯兵衛物語 ~浮世はつらいよ~
連載一周年中間カラー…のはずが。オチが秀逸だと思いました。でもカラーで白黒っていつかのBLE…いやなんでもない。
・モロモノの事情(短期集中連載最終回)
やっぱりネタが鼻につく…というかSQ.で連載した方がいいのではと思った。個人的な好みはあれど、絵も簡素なのに上手いし構成も良かったと思う。
短くてびっくりした。
完全に短期決戦。そう思いたい。ナックルヴァールの聖文字は少し難解だったけど、こと戦闘と決着に関してはシンプルな頭脳戦でとても良かった。頼むからナックルヴァール起きないでくれ…!完聖体のことは忘れてくれ…!
・ジュウドウズ
一夜明けて少し日常パート。異常性を孕んだ八波羅村と柔道頭においてこの日常描写は、両者が際立っていていいね。岩田が、登場時のインパクトに比べて、意外に真面目だった…けどあっさりとパワーメーター扱いに…ストーリーの大筋が短期的なことや、今後の敗者復活等も含めてあまりキャラを磨耗させるようなのはやめてほしいなと思ってしまった。
暗殺教室、ハイキュー!!、銀魂、トリコ、Sporting Salt、ニセコイ、こちら葛飾区亀有公園前派出所、ハイファイクラスタ、ワールドトリガー、三ツ首コンドル、ヨアケモノについては次回以降。
以上。
2014.10.24
今週のジャンプ感想。
あれ?ローの回想面白いな…気になることが山積み、だけどきっとコラソンが死ぬ原因はローが作るし、手を下すのはヴェルゴなんだろうな。しかし、ロシナンテをスパイとして送り込んでおいて、ヴェルゴが潜入してきたことには気付かないセンゴク、まぬけすぎやしないだろうか。ロシナンテが一家の情報は逐一渡してるんじゃないの?
・火ノ丸相撲
大一番。この潮と狩谷のスタイルウォーズが今後に影響していくような気がする。門外漢ながら「自分の相撲」ってやつなんだろうな、と思わされてしまった。来週は表紙・巻頭。
今更なんだけど、グルメ漫画って「香り・味」を絵で表現しなきゃいけないわけで、そのために誇大ともとれる表現になるんだなって気付いた。葉山vs黒木場はそんな回。カードゲームと猛禽の爪なのは理詰めと野生ということなのかも。しかしtos…佐伯先生は絵が上手だなあ。
・暗殺教室
渚の「僕は…RPG『母さん』の2周目だ」はすごい。束縛・支配する親と従属していかなくてはならない子どもというのは有り触れたテーマだし、わかりやすい例えは「親に敷かれたレール」で打ち止め…っていうところをとうとう超えたと感じた。余談だけど実写版や如何に…
・NARUTO -ナルト-
残り4週。残り4週だというのに相変わらず戦闘シーンで何が起こっているのかわからない…サスケがナルトの多重影分身の術に対して「それは孤独を紛らわせるための術だ」と言ったのは刺さった。
・ハイキュー!!
強くなったぞ、烏野高校排球部!といった回。必死でありながら着実に実力アップしているところを見せていてとても気持ちがいい。浮き足立ってる日向へのケツキックやアタックが決まったらハイタッチ、というのも成長したな、影山くん!という感じで素晴らしい。さて青城はここからどう仕掛けてくるのやら。
・Sporting Salt
絵に厚みが出て連載開始の頃が嘘のよう。ところで、この漫画ってスポーツ漫画なの?それとも学術系漫画?純白筋というのはためになったしやっぱり学術形なのかな…
・僕のヒーローアカデミア
凡そ、クラスでも弱小な部類に入る能力(ハイリスクハイリターンな超パワー、モギると超くっつく、ほぼ蛙)でも機転でピンチを切り抜けられる!といった回。地味に峰田の能力の副作用が痛そうだなって思ったり…でもちゃんと描いてたのは○。梅雨ちゃんかわいいなあ。
・ハイファイクラスタ
脳処理の限界というのがあるそうな…とはいえ、いくら聖徳太子の適合者だからといって20個の才能を同時起動っていうのは眠い通り越して昏倒するのでは、とか思ったり。まあその辺は気にしない方がいいのか…しれっとMYMTMSSが出てきたけどこれがキーワードかな。宮本武蔵。
仕舞いに三枚、二枚屋 Oh-Etsu 一番イケてる零番隊士。というわけでちょっと天下一舞闘会の神さまみたいな王悦。しかし鞘伏がただの「よく斬れる剣」だけじゃ拍子抜けだなあ。ナックルヴァールは少しキャラクターの方向性がスタークに似てるね。
久しぶりに本田の話。最近はすっかり鳴りを潜めていたけど、そういえば本田ってバイクに乗ると人格が変わる元・暴走族の頭だったねといった感想。今後も定期的にちょっと懐かしい設定の話もやってほしいなって思った。戸塚とか特殊刑事とか丸出ダメ太郎とか。
・三ツ首コンドル
どうやらNARUTOの影で人知れず終わる漫画のトップバッターに選ばれたらしい。読み切りのときから思ってたけど、何一つとして面白いところのない漫画だったな…
銀魂、ニセコイ、トリコ、斉木楠雄のψ難、磯部磯兵衛物語~浮世はつらいよ~、ジュウドウズ、モロモノの事情、ワールドトリガー、ヨアケモノについては次回以降。
以上。
2014.10.11
今週のジャンプ感想。
・NARUTO -ナルト-
残り5週。この戦闘シーン、アニメで見たい。それこそ第1部のラストみたく松本憲生原画で。結局ナルトとサスケの因縁めいた友情関係といった図式がジョジョ第1部のジョナサンとディオを少し彷彿とさせた。劇場版THE LASTの情報でバレを喰らった気分になってしまって少し残念…
前々から思ってたけど、尾田先生は国際紛争や人種差別の造詣が深い。魚人島編はまるっきりブラックパワー運動の話(オトヒメがキング牧師、フィッシャー・タイガーがマルコムX)だった。今回は野に下った特権階級と貧困層の恨み辛みの話として現実世界に照らすと結構エグい話だと思った。そして、ローもDの系譜ということが判明。コラソンの話でやっとDの謎が少し解けそう。そういえば元天竜人のドフラミンゴの姓って「"ド"ンキホーテ」なんだよなあ。来週が楽しみ。
・ハイキュー!!
潔子さんめちゃくちゃカッコいい…!そして前回戦った和久南の「元セッターのリベロ」をすでに西谷が吸収して、咄嗟のジャンプトス。そして黄金コンビの片翼・旭さんのアタックで先制。これにはシビれた。テンポよく読ませてくれるなあ。及川、みんなのラーメン奢らなきゃいけないね。困ったね。
・僕のヒーローアカデミア
2週連続センターカラー(!)の1週目。今気付いたけどカラーの扉絵、全部MARVELやDCみたいにデザインしてあるのね。今回のヴィラン来襲は緑谷・麗日・飯田は散り散りに。しかし「なかなかどうして」梅雨ちゃんがかわいいぞ。緑谷が考えることをやめる展開がどう転ぶか見もの。個人的には「考えて戦う」タイプであってほしいが…
・トリコ
リドルチャプターってお飾りになっちゃったなあ…エリア7到着直後にゼブラが暴走する感じ、ペアはゼブラが手に入れるのかも。たけしの頃もそうだったけど、島袋先生は異形を描くのが上手い。今回の猿も本当に生理的に嫌だ…
・ジュウドウズ
ここまでのおさらいも含めて今後登場するライバルキャラの紹介。美樹本勇の二つ名"ピッチブラックギャル"が「ビッチ」ブラックギャルに見えてしまってンンっ?って思ってしまった…ガチがキャラクターの割にここで敗退というのは惜しいなあ。是非とも再登場してほしい。今回は久々にプリキュアからゲストが登場。たぶんみのりと亮太。
・銀魂
絵に気合が入っている回だった。1コマ目で近藤と土方が「こいつが真選組の最初で最後の依頼だ」と言っていることから終了間近なのかもしれない。最後のコマは圧巻。
イイ話だった!
・モロモノの事情(短期集中連載)
なんというか「短期集中連載」という手法はチャンピオンっぽいし、漫画の内容はサンデーっぽいなと思ってしまった。ヒロインがモノアイの美少女(?)ロボだからというわけかところどころにガンダムネタが散りばめられているのだけど、これが少し鼻につく…もっともモノ-1はかわいいのでとりあえず来週に期待。
どっこい生きてる千手丸。予想通り。曳舟、和尚はサポートに回って王悦登場。斬魄刀の始祖の実力やいかに。これで零番隊が勢揃いしたわけだけど…あれ?麒麟寺は?
火ノ丸相撲、暗殺教室、食戟のソーマ、ニセコイ、ハイファイクラスタ、Sporting Salt、こちら葛飾区亀有公園前派出所、ワールドトリガー、磯部磯兵衛物語~浮世はつらいよ~、三ツ首コンドル、ヨアケモノについては次回以降。
以上。
2014.10.06
今週のジャンプ感想
連載38周年。ここ数年、こういった節目の回は大体檸檬のお涙頂戴回なわけだけど今年は違ったので良かった。薄々気付いてたけど最近の秋本先生が描く美少女って妙にかわいい。京都行きたい。
・僕のヒーローアカデミア
思ってたよりオールマイト死亡フラグが早かった。今回は導入だから少しシナリオは読み応えないが、ヴィラン登場の見開きがすごい。やっぱり堀越先生は画力がすごいね。惚れ惚れする。
・Sporting Salt
新連載3話目。アシがついたのか少し画面が華やいだ気がする。今回は単純なスポーツ医学というわけではなく面白かった。幅の広いところが見れた。ジャンプで長続きしそうなジャンルではないけど長く続いてほしい。
・銀魂
夜兎も高杉も出てきてワーッとやってるのでもうそろそろ終わってもいい頃合だと思う。
先々週の休載の頃の影響か未完成原稿での掲載。さすがにこういうのは仕上げてから載せてほしいと思ったり…でも葦原先生がどういう漫画の作り方をしているかがわかったのでこれはこれでとも思ったり。PC使ってるのね。さて、レプリカ亡き(?)あと三雲はどうやって戦うのか。しかしミラの能力が一番厄介だな。
最強ジャンプから4本出張してきたうちの1本。これは面白かった。最強ジャンプとはそもそも子供向けジャンプ(というのも矛盾してるが)…つまりは集英社版コロコロコミックなのだけども、この作品は昨今の子供向けギャグにありがちなテンションだけの漫画とは違い、読んでて小気味のいいテンポと無理なく挟み込まれる少しウィットに富んだエジプト豆知識が魅力的だった。
・NARUTO -ナルト-
サスケの言い分が割としっかりしてて○。しかしこれまでのナルト目線のストーリーで見ると確実に破綻する思想…最後の「オレにとって奴は……最も親しい友のままでいるからだ」はグッと来た。個人的にだけど、改心したサスケが7代目になるといいな…ナルトは五影を超えた英雄、みたいな。
・ハイキュー!!
伊達工敗退。烏野vs青葉城西へ。ここで新マネの谷地がチームメイトの緊張をほぐす、と。烏野に来年があるならばマネージャーは谷地一人になってしまうので、魅せ場としてはいいのだけども、最近ちらっと見た「谷地は女ウケが悪い」というのが気になってしまう。自分としては谷地のキャラクターはまったく平気なのだが、一般的な女性目線で見たらサバサバしていてたまにかわいらしい潔子さんはウケるよなあ。一方、谷地は少しあざとい…のもわかる。
・ニセコイ
とうとう集るりが来た!正直もう楽については食傷気味なので、以前から見え隠れしていた集とるりちゃんの話を進めてほしいと思っていたのだが、これは素晴らしい回だった。誰も損をしない話の回し方だし何より集がカッコいい。拍手。
星十字騎士団が一気に4人投入。ナックルヴァールはTHE DOORとかだろうと踏んでいたから少々面食らった。初登場のジェラルドのキャラデザはこれでいいのか…?ほとんど鎚か剣かの違いだけでマイティ・ソーに酷似しているのだが…しかし千手丸…もっとも技術開発局出身だから浦原やマユリよろしくのチート性能なんだろうけど。
超能力のせいで斉木があたふたする回は本当に面白い。作中の映画のネタバレモノローグが実に簡潔。というか麻生先生は言い回しにもセンスあるな…
ONE PIECE、暗殺教室、食戟のソーマ、ハイファイクラスタ、トリコ、ジュウドウズ、磯部磯兵衛物語~浮世はつらいよ~、ヨアケモノ、三ツ首コンドルについては次回以降。
以上。
2014.10.01
2014年の夏期アニメのうち見ていたものの5段階評価と感想。
・アオハライド - ★★☆☆☆
期待よりも微妙だった。話がちんたらとしか進まないし、コウのキャラクターとそれに付随するバックグラウンドの説明が遅すぎで、説明される頃にはどうでもよくなってしまった。学園モノで主要メンバーが全員同じ委員会だというのに、舞台が機能するまで話が進まなかったのも。余談だが、途中から「君に届けっぽいな」と思ったら本当にI.Gだった。
・ハナヤマタ - ★★★☆☆
ナルのハッキリしないウジウジしたところが鼻についたし、5人揃うまでが長い。最後のハナの急な帰国という展開も「また留学生が引っ掻き回して帰国のパターンかよ」と思ってしまった。しかし最終回はベタにエモくて良かった。2期があるなら見てみたい。
・幕末ROCK - ★★★☆☆
腐向けによくある変なアニメだった。おそらくキャラ萌えが出来ればそれでいいのだろう。とはいえこういったアニメも考えれば男性向けの萌えアニメとフォーマットは一緒なので、腐に対する嫌悪がなければ楽しめるアニメだと思う。CGがクネクネしてたのは笑ってしまった。中尾隆聖さんがこういうアニメに出てるのは新鮮だったと思う。
・モモキュンソード - ★★★☆☆
所謂、前述の幕末ROCKの男性版がこちら。つまり話に中身がない!かわいい!というアニメ。天女と鬼の対立は最初と最後に触れただけで、ドタバタや共闘が多かったのは個人的に○。絶対に続かないんだけど、かわいかったなって余韻が残るいいアニメ。
・まじもじるるも - ★★★★☆
とても面白かった。最初は「渡辺航?弱ペダの作者の?」という印象だったが今は「弱ペダちゃんと読むか…」くらいには思っている。基本はスラップスティックだけども、るるもの成長を同時展開していて見ていて飽きなかった。是非とも2期をやっていただきたい。劇伴も好き。
・LOVE STAGE!! - ★★★★☆
純情ロマンチカが好きだった身としては久しぶりの本格BLアニメだった。BL・やおいは語源の如く「やまなし・おちなし・いみなし」というのも多いが、面白いBLは下手なNLラブコメよりもずっと面白い。アニメ化するものは特に。原作者の実弟として出ていたDAIGOがすごく良かった。声優としては評価しがたいが、演じたキャラクターも含めていい清涼剤になっていたと思う。あと代永翼の声は脳髄にくる。そういえば、最終回で男同士のベッドシーンがある!と話題になってたけど、純情ロマンチカはほぼ毎回ベッドシーンがありましたよ。
・Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 2wei! - ★★★☆☆
日常パートは本当に面白いのでそれだけやって欲しいといった感想。前期もそうだったのだけど、イリヤは終盤の一番大事なところがマジで苦痛で見ていられない…もっともキャラクターはとても魅力的だし、特に竜子たちをはじめとする脇役がとてもいい。
・東京喰種 - ★★★☆☆
本当に楽しみだったのだが…という印象。原作を組み替えているからところどころ話がおかしいし最終回も尻切れが過ぎる。推測にしか過ぎないが、「原作の突然の最終回とアニメの最終回を同時にして後発イベントなどに話題性を持たせる」といった集英社の目論見などがあったのだろうけど、それでももう少しどうにかしてほしかった。ファン補正も込みで本当は★2つと言いたいけど、ヒナミが超かわいかったから3つ。
・残響のテロル - ★★★★☆
久しく忘れていたサスペンス。おそらく小ネタ・伏線が多いので2周見ても楽しめるアニメ。1話でナインがつけていた腕時計(赤と青で半分になったカラーリング。おそらく元ネタはキカイダー)など。ただ柴崎がナイン・ツェルブに絡むも結局煮え切らない狂言回しだったのが少し物足りなかった。スピンクス・ハイヴ・柴崎の三つ巴がもう少し見たかった。
・RAIL WARS! - ★★★★☆
以前、先輩が酒の席で「鉄オタも納得するように鉄道関係についてはしっかり取材しているんだろうけど、このアニメを見ている層はそういうのどうでもいいはず」と言っていたのだがそのとおりだったと思う。鉄オタじゃないから話は割とどうでもいい。とにかく健康的なエロス。それに尽きる。
・普通の女子校生が【ろこどる】やってみた。 - ★★★★☆
ほんわか癒しアニメといった印象。とはいえ、エンドカードのアイドルパロディなんかも充実していたし、ただ日常系に留まらず少女の成長ストーリーといった部分においてもしっかり作られていたと思う。最終回は不覚にもグッときてしまった。
・六畳間の侵略者!? - ★★★★☆
これこそおたくの好きなハーレム居候ラブコメ。どういったものでも、ライトノベルになるとスラップスティック・ハートフル・ラブコメディで片付いてしまうという、いわば三種の神器的な様式美だったと思う。最終回が日常回だったのも良し。
・アルドノア・ゼロ - ★★★☆☆
良くも悪くも虚淵アニメといった印象…あと途中から「対立している組織の両方に主人公がいて、その主人公たちの共通点となる姫」というキャラクター設定が、コードギアスのルルーシュ・スザク・ユーフェミアと被ってしまって少し集中できなかった。ただ最終話はすごく良かった。これで終わってもいいのでは?
・ペルソナ4 ザ・ゴールデン - ★★★★★
めちゃくちゃ面白かった。本当にマリー関係(あとちょっと足立)、それも日常パートにだけ注目してマヨナカテレビ攻略は完全に全部すっ飛ばし。正直文句なし。
・人生相談テレビアニメーション「人生」 - ★★★★★
まったく期待していなかったが、1話でふみのブラジャーが透けたときに「なるほどね」って納得しながら視聴を決めた。
・スペース☆ダンディ シーズン2 - ★★★★☆
担当した監督や作監を楽しむショートムービー。映画好きと同業者向けといった感想も否めない。とはいえ、なぜオムニバス形式だったのか全て説明がつく最終回はある意味叙述的。少人数で「どの回が面白かった・つまらなかった」という話がしたいアニメ。
・月刊少女 野崎くん - ★★★★★
千代ちゃんのかわいさもさることながら、脇を固めるキャラの魅力もすごい。原作が4コマということもあって少しテンポのモタつきはあるけど、同じ動画工房製作・4コマ原作の未確認で進行形とはまた違った良さのあるアニメだった。鹿島くんと堀先輩のすれ違いカップルが好きです。
・闇芝居 - ★★★☆☆
1期が面白かっただけにただただ残念… もっとゾッとする怖さを期待してたのだがあまりにもライトなホラーだった。
・魔法少女大戦 - ★★★★☆
なぜ5分アニメなんだろうと言えるくらい面白かった。ただ最終回でなんとも妙な余韻になってしまったのが少し残念…
・カリーノ・コニ - ★★★☆☆
癒し。
・アイカツ! - ★★★☆☆
途中がどうしても中だるみするというか…ドリアカ陣が参入したことでキャラクターに厚みが足りなかった。コンテンツ産業とはいえキャラクターが増えすぎるのも考え物なのかも。「SHINNING LINE*」とあかりを絡めた最終回はとてもエモかった。3期からはほぼ全面リニューアルみたいなので次に期待。
・仮面ライダー鎧武 - ★★★☆☆
良くも悪くも以下略。ヘルヘイムの森の真実が暴かれたあたりから光実が腹黒い部分を見せていき、最終的に童貞をこじらせて狂っていく姿は見ていて辛かった。結局、真の主人公はザックと凰蓮、城之内だったのかもしれないという印象。
・ハイキュー!! - ★★★★★
原作からファンなので本当に楽しみにしてたのだけど、期待を裏切らない出来でめちゃくちゃ面白かった。全部知ってる展開なのに、魅せ場では確実に最高の演出と作画を用意してくれていたので手に汗握る。月島や山口、縁ノ下など、まだ見せ場があるキャラが残っているので2期を静かに待ちたい。
・キャプテンアース - ★☆☆☆☆
壮大なペテン。畳みきれなかった大風呂敷。まるで狐につままれた気分だった。そもそも遊星歯車装置の面々を揃えるだけ揃えて、いざ戦闘になると敵を倒すことはせず撤退させるだけ…中盤になると突然地球の保守派と内輪揉めをしだすし、それも結局ナアナアで解決。そして極めつけの最後2話。それまで暗躍していた人工知能が突然「私が黒幕だ!」と牙をむく、まるで無理矢理終わらせた打ち切り漫画のような展開。これは本当に全然わからなかった。期待してただけに落胆がすごい。
・ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダーズ - ★★★★★
文句なし。深夜で通年アニメというのは流石にないので2クールと睨んでいたが、正直2クールでDIOを倒すというのには尺が足りない。しかし放送が始まってみるとどうも途中までのよう…となるとどこで区切るか。やはりエジプト上陸まで?でもそうなると今度は尺が余るのでは?といった疑問を全て払拭するオリジナルの補完シーン。これがとても良かった。原作の雰囲気や整合性をまったく破綻させることないどころか、完全に補うかたちのシーンやカットが本当にファンの心をくすぐる。1月からの後編も本当に楽しみ。
以上。
2014.09.30
今週のジャンプ感想。
先週全部書いたけど疲れるので今後は書きたいのだけ。
正直なことを言えば、今の近傍界襲撃編は引き伸ばしすぎ。緊迫感を持たせるための時限カウントも中だるみを助長してるとしか思えない…あとトリガーの設定を一遍に出しすぎでもう話についていけていないところもある。さっさと決着つけてくれないかなあ。
・NARUTO -ナルト-
サスケの行動原理に人間的魅力がなさすぎて「サスケの考える正義」がまったく正義に見えない。それはそれでいいと思うけど、これってサスケが悪役じゃないと成立しないキャラクターなのでは?サスケがナルトと相反する理由が結局「人として~」なのが見え見え…
・ハイキュー!!
なんだか結局青城が勝つ気がしてきた。及川単体も強いけど岩泉がいてこそ強力みたいなのを伊達工とぶつけることで際立たせるのかもしれない。…実際、伊達工の強さって高さでしかないわけだし、鉄壁が太刀打ち出来なかったらなし崩しのパターンもありそう。
・Sporting Salt
連載2回目。安定して絵が簡素。そういった部分ではやはり読み応えのなさを感じてしまうかも。ただ「スポーツ医学 なめんなよ」の見開きはシンプル・イズ・ベストで目を奪われた。話は本当に面白い。あと生徒会長がポンコツ美人っぽくて好きになっちゃうかも。
・僕のヒーローアカデミア
今週から主要キャラクターの掘り下げ。と、ともにこの世界の社会の掘り下げに加えてまず次にぶち当たるであろうヴィランの登場。しかし話の作り方が上手い。主題は見失わずに今後に繋がる伏線がしっかり張り巡らされている…この流れだとターニングポイントでオールマイトは死にそうだなあ。
・火ノ丸相撲
大河内は結局万年かませ犬のポジションなのだろうか?ユウマとチヒロが同じトーナメント枠というのはとてもいい。おそらくユウマが負けるのだろうが、例えばそこでユウマを一旦離すにしても熱くさせてもキャラクターに深みが出る。しかし潮の仇敵の登場はいささか早すぎかな…
・ハイファイクラスタ
3話目。ここで六課の問題児登場。もっとも組織的にクセのある人間しかいないのだろうけど…いつか武装錬金のコミックス中で和月先生が金城について「ヒャッハー!系のキャラは描いてて楽しい」って言ってたのでこれをキッカケにノリのいい作画をしてほしい…そういえば今書いてて「偉人の能力を使用ってネタ最近どこかで」と思ってしまった。HUNGRY JOKERだ…
先週の予想大はずれ。肉全部がガルニチュールという発想はインパクトがあるし、何より発想の大元が筑前煮というのも面白い。しかもプロの作る筑前煮は具材ひとつずつ別々に煮るという豆知識まで得られた。そして今週のゆきひーランドは酷かった。もちろんいい意味でね。やっぱりtos…佐伯先生は絵が上手だなあ。
出た!技術開発局出身者お得意のチート!あと岩鷲が出てきたのに完現術師の面々は出てこないのね。そろそろグリムジョーとかのチラ見せしかしてないキャラも回収してほしいものだ。
・テラフォーマーズ(出張読切)
YJの頃から思ってたけどこの漫画面白いか?ネアンデルタール人みたいなゴキブリが「じょうじ」ってワーッと出てくるだけだし、大体がMO手術の発表会だし。結局国家間の小競り合いと火星の侵略が同時進行しないから話がモタついてモタついてしょうがない。一回あまりに虫の紹介が続いて「ファーブル昆虫記か!」って喚きながらYJぶん投げた。比較に出すのも嫌だが、同じYJからの出張読切だった東京喰種JOKERを見習ってほしい。
・ジェントルくん(ONE PIECE代原)
なんか前回の読切に比べて絵が…デビュー原稿か?「ヒップホップ部部長 五十嵐 MCネーム:50ストーム」は笑ってしまった。あとがきコメントを見て気付いたけど、話題のとんかつDJあげ太郎の作者なのね。未見なので今度見てみよう。
休載はONE PIECE。
ニセコイ、斉木楠雄のψ難、ジュウドウズ、磯部磯兵衛物語~浮世はつらいよ~、こちら葛飾区亀有公園前派出所、三ツ首コンドル、ヨアケモノについては次回以降。
以上。
2014.09.22
今週のジャンプ感想
・Sporting Salt(新連載)
読切版が面白かったので期待していた。スポーツ医学というマイナーな題材なので、1話に敢えて本来の舞台とは違う前日譚を持ってきていたのは主人公にスポットが当たっていてわかりやすい。しかし第1話にしては絵が簡素すぎて漫画として読み応えがないと感じた部分はある。おそらくだがアシスタントがまだいないのかもしれない。
・僕のヒーローアカデミア
連載開始からここまで読んできて思ったのは「日本漫画の手法で描くX-MEN(とりわけ「恵まれし子らの学園」)」だと感じた。もっとも作中に「ヴィラン」という単語が出てくるあたり、アメコミを意識しているのは明確なのだけど。今後は緑谷と爆豪が二人の主人公として動いていくかたちか。堀越先生の絵は本当にいい。好きだ。
イッショウが今後の海軍のリベラル側を担う位置になるのか。アオキジとの関係はいかに。ドフラミンゴが出自ゆえに世界を呪っているのはわかったけど、ここでまた回想…ローの過去、それも幼少期の話なんてそんなに読みたい話でもないのだが…
・ハイファイクラスタ
2話。何をやってもてんでダメな少年がある日特異な能力を手にして…というパターンは王道ながら作り方で左右されるので永遠のテーマだなと思う。特にこの作品の場合、主人公の能力が明らかに実戦向きでなく知略智謀に頼る能力なのでいつ突き抜けるかが心配。読切版が面白かったのであまりひどいことにはならないでほしい。
・暗殺教室
現在のエピソードはギャグ漫画というよりもバトル漫画なのだけど、その中でも根幹のヒューマンドラマは失っていないのがすごい。ただそろそろ殺せんせーを掘り下げないと…烏間とイリーナのラブストーリーは少し食傷気味…松井先生は、画力は至らずとも絵力で魅せてくるのでラストの死神のインパクト強し。
・トリコ
また小松が死に掛ける。正直なところ最近はニトロやらアカシアのフルコースを絡めると最後に敵が襲ってきて小松がピンチ→トリコが覚醒…というお約束になってしまっているのでなんとも言いがたい。今後は他の四天王にもスポットを当ててほしいところ。特にココとサニー。
・ハイキュー!!
アニメも最終回を迎えたということで、と思ったが今は青葉城西vs伊達工の真っ最中。烏野メンバーは出番なし。ここで伊達工の新しい1年生を出したということは、もしかしたらvs伊達工になるのかも。しかし読者の気持ちとしては、次こそは絶対的中ボスの及川に勝ってほしいところもあるのでどっちに転ぶかが見もの。
・ジュウドウズ
第1話から思ってたのだけど、本当に「烈!!!伊達先パイ」の作者なのか?ここでまさか本格格闘技漫画で攻めてくるとは思わなかった。しかも異常な世界観を読者に納得させつつ少しずつ謎を小出しにしてくるのでとても読み応えがある。余談ではあるが、過去の作品も含めてモブにプリキュアメンバーが登場するのでそこも楽しみ。今回は坂上あゆみがいた。
美作の異常性は前回のタクミ戦でわかっていたことなので今更といったところ。創真のアドリブというのも、まあここまで読んでいれば想定内なので特に驚きもない。しかし画力と構成力で面白く魅せてくる力はさすがtos…佐伯先生だな、と。七輪、何に使ったんでしょーね。シチュー丸ごとスモークかな。
麻生先生はキャラクターの作り方が上手だし、そのキャラクターを的確にギャグの装置にするのも上手い。今回もまさにそれで、起承転結の「起」に祖父、「承」に父親、「転」に燃堂、そして「結」でまた父親を持ってきてオチをつける、1話完結型ギャグ漫画の理想のような話だった。
・火ノ丸相撲
今週も面白い。ようやく部員が5人になり正式に部として認められたとはいえ、その5人目が果たして相撲には不向き…というのを上手く使い、実力的には不足している小関の部長としての自覚と貫禄を持たせる重厚な話だった。
常々思ってたんだが、リルトットの能力はアーロニーロと被ってないかという不安。的中しないことを願う。しかしニャンゾルの能力とはいえ、麒麟寺と千手丸が弱すぎるというか…また一護頼りになってしまうのか。
・ニセコイ
これで今後マルーシャが転入…なんてことになったら流石に怒る。しかし今回は千棘のかわいさが引き立っていたので良かった。もっとも楽の天然ジゴロな部分もだが。
・銀魂
いつ終わるの?
・ヨアケモノ
1話から思っていたけど、新撰組ネタを今のジャンプでやっていることがまず…絵も話のネタもいいのに、結局ジャンル・元ネタ丸被りの銀魂の人気に影響されてしまって残念なことになってしまっているというか。なるべく続いてほしい。
・磯部磯兵衛物語~浮世はつらいよ~
先週はさすがに失速か、と思ったがここにきて持ち直したと思う。前半も後半も面白かった。
・本当にはなかったし別に怖くもない話(ワールドトリガー代原)
この作者の漫画は自分には合わないと思っていたが、今作はなかなかに面白かった。しかしオチは本当に怖い話じゃないか…
大阪の話。ただ通天閣のキン肉マンを描きたかっただけなのでは…檸檬が絡んできた割にお涙頂戴じゃなかったのは新鮮。
・三ツ首コンドル
突き抜ける未来しか見えない…ジャンプの盗賊モノには呪いがかかっているのではと思ってしまうほど。もっともポルタもコンドルもそうなのだが、盗賊モノに必要不可欠なアクションを描く画力が作者に伴っていないとしか…
休載はNARUTO -ナルト-、ワールドトリガー。HUNTERxHUNTERは再開未定。
以上。